好き嫌いの理由
味が嫌い、食感が嫌い・・・
など好き嫌いには様々な理由があります。
その代表的なものとして、
- 味が苦手
- 食べ慣れない味
- 食べにくい
があります。食べにくいというのは「(赤ちゃんにとって)野菜が固い」とか「ぺらぺらしていて飲み込み辛い」などです。また口の中に傷があるときに酸味のある食べ物を食べて痛かったから嫌いになったなどということもあり、好き嫌いはただ単に味が嫌いなだけではないのです。
最初は野菜をおいしいと感じない
野菜の味は、繰り返し経験をして覚える
甘い味やうま味は本能的に「おいしい」と感じますが野菜は異なります。
甘い野菜もありますが、野菜は苦かったりしますよね。
赤ちゃんにとっては苦みなどは毒として本能にインプットされているので、生まれてすぐに野菜がおいしい!とはなかなか思えないのです。
なので、最初に食べなかったとからと言って「この子はこの野菜は嫌いなんだ」と思い、食卓に出さなくなってしまうと、繰り返し食べる機会がなくなってしまいます。
また「初めての味は怖い」という本能もあるので初めて口にしたときはべーっと出してしまうこともよくあります。
ですので、嫌いと決めつけずにたびたび食卓に出して、少しでも口に入れてもらえるようにしましょう。
繰り返し味に慣れていくということが成長の過程でとても大事なのです。
- 野菜は最初おいしいと感じにくい
- 一度食べなくても食卓には出し続ける
- 繰り返し味に慣れる事が重要
徐々に野菜の味に慣れていく
では、どのように野菜の味に慣れていくのが良いのでしょうか。
調理法
まずは調理法を工夫してみましょう!
細かく刻む
苦手な野菜が入っているのがわかると食べないという子であれば、細かく刻んで混ぜてしまうのもいいでしょう。特定の野菜の味が苦手な場合にも有効です。(慣れていない場合だけでなく本当に味が嫌いな場合もあるので)
ひき肉と混ぜてハンバーグにしたり、肉団子にしたりしてもいいですね。
油をうまく使う
油で揚げる、炒めるなどすると油が野菜特有の香りを消してくれます。
調味料を工夫する
調味料が使える月齢ならば、調味料をうまく利用しましょう。
苦手なお野菜に味付けをしてあげると調味料のうま味で食べられることもあります。
調味料をうまく利用する場合、ここで大切なのは味付けの「メリハリ」です。
離乳食の基本は薄味です。
ですので基本は薄味にしておいて、苦手なものにだけ味付けをするなど工夫するとよいです。
ケチャップ、ソース、マヨネーズは味をコーティングしてくれる効果があるので、うまく利用しましょう。
(※裏をかえせば、素材の味を消してしまう可能性もありますので使い過ぎには注意です!)
野菜の食感が苦手というときは同様に切り方や調理法を変えることによって工夫することができます
食べる環境を工夫する
食事の雰囲気を変えてみるのもいいと思います。
苦手な食材を使用したおかずをお弁当に入れて、外で食べてみるなど
お友達と一緒に食べるなど楽しい雰囲気にすることで食べられることもあります。
生活のリズムを整える
「食べむら」のコラムでもお伝えしましたが、生活リズムが整っていない、おやつやジュースの量・時間が決まっていないとお腹が空かず好きなものばかり食べてしまうという傾向になりがちです。
空腹時に出すと食べてくれることもありますので、これらが思い当たる方はこちらを解消すると徐々に食べられるものが増えていくと思いますよ!
番外編の裏技
あと、こちらは裏技的なものなのですが子どもが苦手とするものをママがあえてものすごくおいしそうに食べる、いつもおいしそうに食べる姿を見せるというのも意外と効果的です!
大好きなママがおいしそうに喜んで食べているものなら自分も食べてみたい!と思うようです。
こちらは個人的な経験談ですがこの裏技で食べれるようになった食材はかなりあります(笑)
【まとめ】
一口に「好き嫌い」と言っても、様々な理由や原因があります。
ママも楽しみながら離乳期で色々なお野菜の味を経験させてあげることで幅広い味覚を養ってあげられると良いですね。
そしてこちらで紹介した内容は離乳食卒業後の幼児食やそれ以降の子どもの食事にも使える内容です。もし大きくなってきて好き嫌いが増えてきたなぁと感じるときは試してもらうとよいかもしれません!