赤ちゃんのおやつとは?
赤ちゃんのおやつは「補食」と呼ばれることが多いです。
「食事を補う」という意味になり、
赤ちゃんや幼児の胃の容量は小さい
3回の食事では必要なエネルギーや栄養素が不足することがある
補食は「1日に必要な量を補う」という重要な役割をしている
大人の空腹を満たしたり、リラックスしたりする楽しいおやつの時間とは少し意味合いが異なってきますので注意が必要です。大人の感覚でおやつ=お菓子というのではなく、赤ちゃんの補食の内容については十分な配慮が必要になってきます。
赤ちゃんのおやつの基本
いつから必要?
厳密な決まりはありませんが離乳食完了期(12か月~)頃から取り入れると良いでしょう。
食事から十分な栄養素やエネルギーが摂れている場合は、無理に与える必要もありません。
どのようなものがおすすめ?
牛乳、乳製品や野菜、果物など
食事では摂りにくいミネラルやビタミンなどの栄養素を補うことができます。
牛乳・ヨーグルト(無糖)・野菜スティック・季節の果物など
穀類やイモ類
エネルギーが不足しがちな場合におすすめです。
おやき・さつまいも・おにぎり・パンなど
飲み物は必要?
赤ちゃんや幼児は新陳代謝が活発なため、水分を補給するために飲み物も必ず添えると良いです。
おすすめは、お茶や牛乳。
間食の回数は?
基本は1日1回(午後)です。
朝食の時間が早い・食欲旺盛・活動が活発である子に対しては午前に1回増やしても大丈夫です。時間としては食事から2~3時間後が望ましいです。
間食の量
赤ちゃんの個人によって体格や活動量に差があるので目安量としてみてくださいね。
1~2歳 約100~150kcal(1日の必要なエネルギー量の10~15%)
3歳以上 約200kcal(1日の必要なエネルギー量の15%程度)
おやつで気を付けたい事
おやつ(補食)の時間や量を守るようにすること
だらだらと四六時中与えてしまうと、常にお腹は軽い満腹感となっており食事が食べられなくなってしまったり、好きなものしか食べない、遊び食べをしてしまうといったほかの食事の悩み後をと引き起こしてしまうケースもあります。
また虫歯の原因ともなってしまいます。
赤ちゃんは自分ではまだコントロールができないので、しっかりと大人が管理するようにしましょう。
まとめ
おやつ(補食)は、エネルギーや栄養素を補うだけでなく大人と一緒で精神的な意味もあります。
大人や兄弟、お友達とのコミュニケーションの場ともなりますし、楽しい間食の時間であるマナーなどが教えやすいといった利点もあります。
楽しい場であると食べることに興味がない子も、食事より間食の場のほうが興味を持ってもらえるきっかけにもなりそうですね。
一緒に作ることで、お手伝いやお料理の楽しさも伝えることができるかと思います。うまく間食を利用して、栄養補給や親子のコミュニケーションを深めていってくださいね。